最近、エネループを充電してもすぐに電池切れになってしまうことが増えていました。
そこで電池の状態をチェックできる「買い換え診断機能」つきの急速充電器、「BQ-CC87」を買って確認したところ、赤点滅「異常終了」のサインが。充電できない原因を確認するためにパナソニックのサポートに連絡し、無事解決できたので一部始終をまとめていきます。
エネループの充電ができない!とお悩みの方はぜひ最後まで確認していってください。
エネループが充電できない原因は「接触不良」
最初に結論を書いておくと、今回エネループが充電できなくなっていた原因は「接触不良」でした。
実は私が使っているエネループの中にはかなりの年代物も混じっていて、今回充電できなくなったのは第二世代にあたる「HR-3UTGA」(2009年発売)、第三世代にあたる「HR-3UTGB」(2011年発売)のエネループでした。
パナソニックグループ再編が行われる前の三洋電機(SANYO/サンヨー)製、簡単にいうならものすごく古いモデルです。
型番 | 販売日 |
---|---|
HR-3UTGA | 2009/11/14 |
HR-3UTGB | 20011/11/14 |
ただ、さすがに10年も使っていると劣化もするだろうし、
1,000回も充電なんてしてないけど、まあ、古いから寿命かなあ・・・
くらいの気持ちでいたのですが、パナソニックに問い合わせたところ、本当は接触不良さえ解消すればまだ使える状態だったことが判明しました。
パナソニックのサポート・オペレーターさんとのやり取り
実際にパナソニックのサポートに電話してみて、オペレーターさんとやり取りした内容はこんな感じです。
先日パナソニックの急速充電器「BQ-CC87」を購入してエネループを充電してみたところ、8本中2本が充電後に赤点滅状態だったんです。
説明書には黄点滅が「買い換え時期」と記載されていましたが、赤点滅については「異常終了」としか書かれていませんでした。赤点滅になったエネループは寿命なのでしょうか。赤点滅の時にどう対応すれば良いか教えてください。
まずは赤点滅になった電池の端子部分を布などで拭いて綺麗にして、もう一度充電を試してみてください。
拭いてみても充電ができないようなら、残念ながら電池の寿命と考えられます。また、電池のプラス部分がベタベタしているなど、外観に異常がある場合も買い換えをおすすめします。
なるほど、接触不良の可能性があるということですね。
ちなみに黄点滅と赤点滅の違いとしては、黄点滅はまだ使える状態での買い換えサインで、赤点滅は一時的な異常ということでしょうか。
赤点滅の「異常終了」は、何らかの異常によって満充電ができずに中断してしまったことを示しています。黄点滅の場合は充電は完了していて買い換えのサインを出しています。
そのため、赤点滅は充電そのものが完了できていません。
先ほどの対処をしても充電できないようなら、電池の寿命と判断してください。
わかりました、ありがとうございます。
電池の端子部分を拭いて再充電したら充電できた
オペレーターさんに教えていただいた通り、電池の端子部分を拭いて再充電してみることにしました。
左側が赤点滅で「異常終了」になってしまったエネループ。右側が正常に充電できるエネループですが、プラス端子側は見た目には違いがありません。
ですがマイナス端子側だと、赤点滅で「異常終了」したエネループ(左側)の方が白っぽい汚れが着いています。この汚れのせいで接触不良を起こしている可能性がありそうなので、クリーニングクロスを使ってゴシゴシ拭いておきました。
結果、ピカピカとまではいかなくても一度拭いただけできちんと最後まで充電できるようになりました。
結論:エネループが充電できない時は端子部分を拭いてみる!
充電性能の衰えや寿命ではなく端子の汚れ、接触不良で充電できていなかったというのは盲点でした。
オーディオ機器のプラグ端子などは汚れがあると音に影響が出るのですぐにわかるんですが、これからは電池もこまめに拭かないといけませんね。いろいろ調べている中でこんな記事も見つけましたが、こちらで紹介されている10年もののエネループも案外復活の余地があったかも、と思いました。
エネループが充電できない状態で困っている方は、一度「BQ-CC87」などでチェックしてみてください。
コメント