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「スパイラルドット」シリーズの違い徹底比較!サイズ・直径・内径から各ピースの音質まで

イヤーピース
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JVCケンウッドが発売しているイヤーピース「スパイラルドット」シリーズ、音質改善効果が高く非常におすすめです。

ただ「スパイラルドット」シリーズは現在出回っているもので3種類、過去にあったものも含めると合計で4種類存在します。上画像だと、左から「スパイラルドット」「スパイラルドット+」「スパイラルドット++」「スパイラルドットSF」です。

種類が多く、見た目も似ているだけに違いがわかりにくいのが難点。

そこで「スパイラルドット」シリーズのイヤーピースごとの直径や内径、音質効果の違いまで徹底比較していきます。「スパイラルドット」でどれを買えば良いか迷っている方はぜひ読んでいってください。

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「スパイラルドット」シリーズ4種類の概要

まず、「スパイラルドット」シリーズには以下の4種類があります。

「スパイラルドット」シリーズ
  • 「スパイラルドット」
  • 「スパイラルドット+(プラス)」※販売終了
  • 「スパイラルドット++(プラスプラス)」
  • 「スパイラルドットSF(ストレスフリー)」

このうち「スパイラルドット+」はすでに販売終了となっているので、イヤーピース単体で入手できるのは下の3種類です。

販売終了になっている「スパイラルドット+」を入手するには、現状だとハイエンド有線イヤホン「HA-FW1500」を購入するしかなさそうです。

「HA-FW1500」には「スパイラルドット+」がデフォルトで付属されています。

「スパイラルドット」シリーズの違いと簡単な選び方

「スパイラルドット」シリーズの違いを簡単にまとめるとこのようになります。

シリーズ材質価格音質柔らかさ装着感特徴
スパイラルドットシリコンイヤーピース内部にドット型のくぼみを配置し音の明瞭さを向上。
スパイラルドット+SMP iFitスパイラルドットから素材をSMP iFitに変更。
人肌に近い柔らかさや手触り、密着性の良い感触で音質も向上。
スパイラルドット++SMP iFit+シリコン×スパイラルドット+の軸部分を特殊なシリコンに変更。
音の雑味を抑えた引き締まった音質へと向上。
スパイラルドットSFシリコン傘の下半分をカットした形状。
圧迫感が少なく耳への負担を軽減。

「スパイラルドット++」は「スパイラルドット」の上位版としての位置付けになっています。多少の向き不向きはあるものの、総合的に見ると音質・装着感ともに格段にレベルが高いです。

一方、「スパイラルドットSF」は方向性が違います。「スパイラルドットSF」はシリーズのほかのイヤーピースよりも独特な形状をしていて、どちらかというと音質改善よりもイヤホンの軽さや着け心地に重点を置いた作りです。

つまり音質重視なら「スパイラルドット++」、着け心地重視なら「スパイラルドットSF」ということになります。

「スパイラルドット」シリーズの簡単な選び方
  • 音質:スパイラルドット++ > スパイラルドット、スパイラルドットSF
  • 着け心地:スパイラルドットSF > スパイラルドット++、スパイラルドット
  • コスパ:スパイラルドット > スパイラルドットSF > スパイラルドット++

「スパイラルドット」シリーズの価格比較

シリーズ個数価格(税込)価格(税込)/1ペア
スパイラルドット3ペア973円約324円
スパイラルドット++2ペア2,436円約1,218円
スパイラルドットSF2ペア1,400円約700円

「スパイラルドット」シリーズの中だと、無印の「スパイラルドット」が最も安いです。

「スパイラルドット++」は1ペアで1,000円超えというかなり高価なイヤホンですが、3種の中で音質や装着感など総合力は最も優れています。性能は申し分ないので予算が許すなら持っておくことをおすすめします。

「スパイラルドット」シリーズのサイズ/直径・軸内径

長さSMSMMLL
直径約10mm約11mm約12mm約13mm約14mm
軸内径約4mm約4mm約4mm約4mm約4mm

「スパイラルドット」シリーズは直径10mm~14mmまで5サイズ用意されていて、1mm単位での調整が可能です。

軸内径はやや大きめの4mm~4.5mmなので、イヤホンのステム(軸)は5mm~5.5mm程度までなら許容範囲になります。実際「HA-FW1500」のステムは5mm程度あるため、口径が太めのイヤホンに向いているイヤーピースです。

ただし、サイズを選ぶ時に「スパイラルドットSF」だけは普段よりも大きめがおすすめです。「スパイラルドットSF」のサイズ選びに関して詳しくは「「スパイラルドットSF」は普段よりワンサイズ上がおすすめ」をご覧ください。

「スパイラルドット」シリーズ全てに共通する特徴

シリーズ別の特徴を見ていく前に、「スパイラルドット」シリーズに共通する特徴もまとめておきます。

「スパイラルドット」はイヤーピースの内側にドット型のくぼみが配置されています。

イヤーピース内壁にスパイラル状にドットを配列した、当社独自の「スパイラルドット」を採用。イヤーピース内の反射音を拡散させ、直接音とのバランスを最適化することで、音のにごりを抑え、クリアなサウンドを実現します。

イヤーピース EP-FX9 | 製品一覧 | ヘッドホン・イヤホン | JVC

公式サイトの説明だと『音のにごりを抑え、クリアなサウンドを実現』となっていますが、この小さなドットの配列によって余計な音が削ぎ落とされます。本来イヤーピース内で反響して埋もれてしまうような音でも拾えるようになる、というイメージが近いです。

よく高価なイヤホンへ乗り換えた人の感想にある、「今まで聴こえなかった音が聴こえるようになった」という体験をイヤーピースで疑似的に再現できるようなものです。

実際、3,000円台などの安価なイヤホンに「スパイラルドット」シリーズのイヤーピースを着けるだけでも体感は変わります。例えばYOASOBI「夜に駆ける」ならボーカルとBGMのバランスが良くなって、それまでボーカル80%・BGM20%だったものがボーカル60%・BGM40%に調整される感じです。

そのため使用しているイヤホンで、

イヤホンの強調きつくて、なんとなくボーカルとBGMのバランス悪いなあ

こんな印象を持っていたら「スパイラルドット」シリーズで改善できる可能性が高くおすすめです。

【注意点】別サイズがセットになったパッケージ購入ができない

ただし「スパイラルドット」シリーズ全てに共通する難点として、パッケージは全て1サイズずつです。

イヤーピースは基本的に、

  • 耳に入れてみるまでサイズが合うかわからない
  • 使ってみるまでイヤホンに装着できるかわからない

という悩みがつきまといます。材質や柔らかさによって適正なサイズが微妙に違ってしまうことも珍しくありません。

そのため、多くのイヤーピースは複数サイズをセットにしたパッケージで売られていることも多いです。例えば下のようなパッケージですね。

  • MS/M/MLサイズ各1ペア
  • S/M/Lサイズ各2ペア

このように別サイズが1ペアずつ入っていれば、

自分はいつもMサイズなんだけど、このイヤーピースだとMSサイズとMサイズどっちが合うかわからないなぁ・・・

という時に両方試すことができます。

もっとも、合わなかったサイズのイヤーピースはほぼ無駄になってしまうのでデメリットもあるのですが、最初からいろいろなサイズを買い集めて試す必要はありません。

一方、「スパイラルドット」のように1サイズごとしか販売していないイヤーピースは「自分の耳に合うかどうか」を調べるまでの手間が極端です。最初に買ったセットでぴったり合えば複数サイズのパッケージよりもコスパが良いですが、合わなかった場合は複数個買って試す必要があります。

「スパイラルドット」は通常イヤーピースと同じサイズ感【例外あり】

参考までに、私は「スパイラルドット」「スパイラルドット+」「スパイラルドット++」のいずれもMサイズを使用しています。

普段ほかのワイヤレスイヤホンや有線イヤホンで使っているイヤーピースもMサイズなので、「いつも使っているイヤーピースのサイズを選ぶ」という選び方で基本的には問題ないはずです。

ただし、「スパイラルドットSF」だけは少し事情が違います。「スパイラルドットSF」のサイズ選びに関して詳しくは「「スパイラルドットSF」は普段よりワンサイズ上がおすすめ」で説明しています。

「スパイラルドット」(無印)の特徴

「スパイラルドット」の入門用、コスパ重視で考えるなら「スパイラルドット」の無印がおすすめです。

価格音質柔らかさ装着感

「スパイラルドット」の音質傾向

「スパイラルドット」の特徴や音質面での変化については「「スパイラルドット」シリーズ全てに共通する特徴」でも書いたように、音のバランス調整に秀でています。

シリーズ全ての基本となっているのが 「「スパイラルドット」シリーズ全てに共通する特徴」 で紹介したイヤーピース内部のドット配置なので、無印の「スパイラルドット」の音質傾向が気に入ればほかのシリーズも好みに合う可能性が高いです。

「スパイラルドット」の形状と材質

形状でいうと、無印の「スパイラルドット」は形状が全体的に丸みを帯びている砲弾型です。

上画像でいうと左が「スパイラルドット」の無印です。傘の縁部分も丸みがあるので、「スパイラルドット++」や「スパイラルドットSF」と比べると見た目で違いがわかります。イヤーピース自体の弾力性も強く、指で押してみた時の感触はわりと固めで「モチモチ」というより「グニグニ」した感じです。

イヤーピースの素材はスルスルと指の滑りが良いシリコンで、手触りとしてはAZLAの「SednaEarfit Light」によく似ています。

持った時に少し指に残るサラッとした感触があるので、好みはわかれそうです。

もし「スパイラルドット」を使ってみて音質は気に入っても素材は苦手、ということなら「スパイラルドット++」や「スパイラルドットSF」は全く違う素材なので試してみる価値はあります。

「スパイラルドット」は全サイズ「HA-FX100T」に付属

また、「スパイラルドット」はワイヤレスイヤホン「HA-FX100T」に付属しているデフォルトのイヤーピースです。

「スパイラルドット」シリーズは1サイズごとの販売となっていて、各サイズが1ペアずつセットになったパッケージの販売がありません

ですが「HA-FX100T」なら全サイズのイヤーピースが1ペアずつ付属しているので、一度に全てのサイズを試すことができます。ワイヤレスイヤホン本体の購入となるとイヤーピース単体よりどうしても高くなりますが、「HA-FX100T」の実力は折り紙付きなのでおすすめです。

「スパイラルドット++」(「スパイラルドット+」)の特徴

「スパイラルドット++」は「SMP iFit」という特殊な素材のイヤーピースです。

「スパイラルドット」よりも音質・着け心地ともにグレードアップしていて、価格相応の価値はあります。

ちなみに「スパイラルドット++」と「スパイラルドット+」の違いは軸部分だけです。「スパイラルドット++」は「スパイラルドット+」の軸部分だけを特殊なシリコンに変更してあり、音全体が引き締められています。

価格音質柔らかさ装着感
×

「スパイラルドット+」シリーズは2021年9月現在、単体販売を終了しています。入手手段としては、「スパイラルドット+」が全サイズ付属する有線イヤホン「HA-FW1500」の購入があります。

「スパイラルドット++」の音質傾向

「スパイラルドット++」は総合的に見て「スパイラルドット」の上位互換バージョンです。

上の「HA-FX100T」レビュー記事でも解説していますが、「スパイラルドット++」には「スパイラルドット」にある音のぼやけを引き締めるような印象があります。

「スパイラルドット」の時点でほかの音をかき消してしまう反響音の削減効果は感じられるのですが、一音ずつを細かく聴き分けようとすると少しぼやけてしまいます。その分離感の弱さを「スパイラルドット++」は解消し、「どの音がどの楽器か」がはっきり聴き分けられるようになる、という違いです。

ただし、音全体が引き締まるためなのか低音域の迫力は抑えめになっています。

低音域の強さや重厚さ、音全体の迫力を重視する場合は無印の「スパイラルドット」の方が優れた面があります。とはいえ後述する装着感については「スパイラルドット++」の方が圧倒的に良いので、どちらを重視するか次第です。

「スパイラルドット+」は「スパイラルドット++」よりも低音が強めに出るので、本当にわずかな差ですがこだわりたい方は「スパイラルドット+」の方も試す価値があります。ただ入手手段が限られているのがネックです。

「スパイラルドット++」の形状と材質【SMP iFitの着け心地が快適すぎる】

「スパイラルドット++」(および「スパイラルドット+」)は音質だけでなく、装着感も非常に優秀です。

実は「スパイラルドット++」は「スパイラルドット」とは使用されている素材が全く違うものになっていて、「SMP iFit」という素材が採用されています。開発者へのインタビュー記事では「SMP iFit」の魅力がわかりやすく語られていて興味深いです。

「SMP iFitは(中略)素材の特長のひとつとして、 “生体フィット性”が挙げられます。生体フィット性とは、粘弾性特性(力学的tanδ)の数値が人肌と非常に近いため、素材に人肌と近似した粘性と弾性を持たせることができます。(中略)耳にずっと押し込んで使っていても、押し込まれている感じが和らぎますし、肌に触れていても違和感がなく、異物感もないです。肌の延長線上に近い感触で楽しんでいただける素材です」※中略筆者

国内生産の“技”が光る!プレミアムイヤーチップ – ホームシアターCHANNEL

右に従来のウレタンフォーム、左にSMPを採用したウレタンフォームを並べたもの。実際に両素材を指で押してみると、従来のものは瞬時に形が戻りますが、SMPを採用したものは1~2秒掛けてゆっくりと形が戻り、人肌の弾力に近似していることがわかります。

国内生産の“技”が光る!プレミアムイヤーチップ – ホームシアターCHANNEL

この「SMP iFit」は簡単にいうと「人肌に近い素材」です。

ですが「SMP iFit」は開発者の方曰く『人肌と近似した粘性と弾性』を持っているので、長時間装着し続けていても嫌な感じがしないんですよね。

違和感・異物感が少ない理由として、開発者の方がいう『人肌の弾力』が挙げられます。引用の中にある『従来のものは瞬時に形が戻りますが、SMPを採用したものは1~2秒掛けてゆっくりと形が戻り』という部分が非常に重要なポイントです。

上画像は私が持っている「スパイラルドット+」(イヤーピース全体が「SMP iFit」素材)の比較です。

左側は指で押し潰して机に置いたもので、右側は数秒後の状態を撮りました。通常、よくあるシリコンのイヤーピースはいくら指で押し潰しても机に置いて指を離した時点ですぐに形は元に戻ります。しかし「SMP iFit」素材だと一定時間形状が記憶されているんです。

これは耳に入れた時も同じで、「スパイラルドット++」や「スパイラルドット+」を装着していると耳に入れてからしばらくすると耳の形に沿ってイヤーピースの形状が変化します。

素材自体も表面は「サラサラ」で全体は非常に柔らかい「モチモチ」とした感触なので、イヤーピースが固くて耳が痛い、となることもありません。

イヤホンの素材として多く使われているシリコンは「スベスベ」「サラサラ」など印象の良い感触ではあるものの、耳に入れた時の異物感や馴染みにくさを感じることも多い素材です。こういったシリコン素材の特性に苦手意識がある方でも、「スパイラルドット++」の「SMP iFit」は着け心地が全く違うのでぜひ試してみてください。

「SMP iFit」はSednaEarfit「TPE」よりも肌触りが良い

ちなみに人の体温に反応して形状を変えるイヤーピースとしては、アユートの「SednaEarfit XELASTEC」が有名です。

「SednaEarfit XELASTEC」は人の体温に反応して軟化する「TPE(熱可塑性エラストマー)」という素材を採用していて、耳に入れると時間経過とともにイヤーピースの形状が耳穴に合わせて変化します。そのため密閉感は非常に高く、フィット感も優れたイヤーピースです。

ただ「SednaEarfit XELASTEC」 の「TPE」素材は手触りが「ペタペタ」した感じで埃や汚れが非常に付きやすく、耳に入れてから熱がイヤーピースに伝わりきるまでに時間がかかるという難点があります。素材的に全く滑らないので、耳に入れる際に引っ掛かりやすいことも多いなどメリットとデメリットどちらも目立つイヤーピースです。

しかし 「スパイラルドット++」 (「スパイラルドット+」)の「SMP iFit」は感触が本当に人肌に近く、引っかかりや過度な汚れの付着も起きないので非常に扱いやすいです。

過去に「SednaEarfit XELASTEC」を使ってみたものの「TPE」特有の材質が苦手だった、という方にはぜひ一度「スパイラルドット++」の「SMP iFit」を試してみていただきたいです。

「スパイラルドットSF」の特徴

「スパイラルドットSF」は耳への負担を軽減することを第一に考えられたモデルです。

音質的には「スパイラルドット」や「スパイラルドット++」の方が優れた面が多いので、装着感を重視する方に向いているイヤーピースといえます。

価格音質柔らかさ装着感

「スパイラルドットSF」の音質傾向

「スパイラルドットSF」の音質傾向は「スパイラルドット」を基本に、全体的にやや軽めの印象になっています。

特に違いが顕著なのが低音域の弱さです。

傘部分が少ないことによる圧迫感のなさ、耳への負担軽減というメリットは反面デメリットとして音質にも影響しています。密閉感はどうしてもほかの「スパイラルドット」シリーズに劣るので音が抜けやすく、低音の迫力は出ません。低音の強さを重視している方は装着感の良さよりも音の傾向で合わない、となりそうです。

ただ、音の抜けやすさはイヤホンによってはプラスに働くこともあります。

私はあまりドンシャリ(高音域と低音域が強調される傾向)のイヤホンは好きではないのですが、ゲーミングイヤホンはどうしても低音強調タイプが多いです。現にaptX-LL(超低遅延接続)対応のワイヤレスイヤホンであるGlazata「N8スポーツイヤホン」は低音が強めに調整されています。

こういった低音がきついイヤホンだと「スパイラルドットSF」で調整できる場合があります。

低音を強めにしておきたいなら「スパイラルドット」や密閉力が高いアユート「SednaEarfit XELASTEC」を、逆に低音は控えめで良いなら「スパイラルドットSF」を、というように自分自身の好みの音に合わせて判断することをおすすめします。

「スパイラルドットSF」の形状と材質

「スパイラルドットSF」で最も特徴的なのは見た目で、傘の下部分が大胆にカットされた形状になっています。

イヤーピースを外径や内径のサイズは変えないまま物理的に小さくし、耳に触れる面積を最低限にしているので感覚としては「触れている」くらいです。SF(ストレスフリー)の名の通り耳への負担を減らすことに重点を置いているので、耳に着けた時の圧迫感はほとんどありません。

普段イヤーピースを使っていて違和感や異物感が大きい方は「スパイラルドットSF」を使う価値が十分にあります。

「スパイラルドット++」と迷ったら・・・

「スパイラルドット++」や「スパイラルドット+」を長時間装着していても快適に過ごせるなら「スパイラルドットSF」を使う必要性は薄いです。「スパイラルドットSF」の素材についてはシリコンとなっていて「SMP iFit」とは異なるようで、音質まで含めた総合面で見ると「スパイラルドット++」の方が優れています。

「スパイラルドットSF」は普段よりワンサイズ上がおすすめ

「スパイラルドットSF」を購入する時の注意点として、普段とは違うサイズが適切になるケースがあります。

「スパイラルドットSF」は傘部分が少ないために耳に触れる面積も少なく、イヤホンを耳の奥までぐっと押し込むタイプの方は安定感が得られない可能性が高いです。特にイヤホン本体やケーブルに重量があってイヤーピースのフィット感で支えるようなタイプの場合、重さに耐えきれずかえって装着感が悪くなることがあります。

そのため、「スパイラルドットSF」を選ぶ時はあえてワンサイズ上を選ぶと耳穴が塞がれる面積が多くなって密閉感が増しやすいです。

逆に普段イヤホンを軽く装着するだけで押し込まないタイプの方は、いつも通りのサイズで問題ない可能性が高いです。

私の場合は普段イヤーピースを選ぶ時はMサイズを購入していますが、「スパイラルドットSF」だけはワンサイズ上のMLを購入しました。イヤーピースはしっかり耳の奥に押し込むように使うタイプなので、ワンサイズ上で問題なく使用できています。

参考サイト

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