【レビュー】Amazonベーシックのライトニングケーブルが超高コスパ！ナイロン編組・高耐久で急速充電にも対応

Lightning（ライトニング）ケーブルはiPhoneユーザーの必需品です。ですが純正品は、

という悩みがつきものですよね。正直Apple純正のライトニングケーブルの評判はあまりよろしくないです。

「純正以外でおすすめのライトニングケーブルはないだろうか・・・」そんな方に本気でおすすめしたい、純正ライトニングケーブルの完全上位互換ともいえるアイテムを発見したので紹介します。私が購入したのは、Amazonベーシックのナイロン製ライトニングケーブルです。

Amazonベーシックのライトニングケーブル、何がすごいかというと性能も品質も純正より上回っているのに圧倒的に安いんです。

このライトニングケーブルの魅力、すごさを記事内で詳しく解説していきますね。

ちなみに、急速充電対応のACアダプタとして私は国産メーカー製造の「MOTTERU（モッテル）」を使っています。記事内でも紹介しているようにAmazonベーシックライトニングケーブル＋「MOTTERU」でバッチリ急速充電できているので、おすすめの組み合わせです。

Amazonベーシックケーブルの価格は純正ケーブルの4割以下

まず注目したいのは価格。Amazonベーシックのライトニングケーブルはとにかくコスパが抜群です。

性能面はこれから詳しく解説しますが、Amazonベーシックのライトニングケーブルは純正ライトニングケーブルに劣らないどころか充電スピードでも耐久性でも上回っています。それなのに純正の7割引で買える、という驚異的なコストパフォーマンスなんです。

Appleストアだと純正ライトニングケーブルは1m1本で税込2,200円で販売されています。一方、Amazonベーシックのライトニングケーブルは0.9mの2本セットが税込1,458円です。

純正ライトニングケーブルとAmazonベーシックのライトニングケーブルの価格を比較するとこのようになります。

0.9m2本セットを1本換算すると729円なので、純正ケーブルの約33%の価格です。つまりAmazonベーシックで購入する方が1本あたりの価格が7割も安いんです。

性能面で完全に上回るAmazonベーシックのライトニングケーブルが純正の3割の価格で買える、となればおすすめしない理由がありません。

「急速充電」対応で1時間80%分の充電ができる

それでは、性能面の差についても詳しく見ていきましょう。

Amazonベーシックのライトニングケーブルは急速充電対応をうたっています。

そこで、実際に充電時間とバッテリーの充電具合を確認してみたらこのようになりました。

バッテリー10%の状態から充電を開始し、10分経過時点で30%まで回復しています。

さらに30分で60%（50%回復）、1時間強経った70分後には90%（80%）までバッテリーが復活しました。

1時間で90%までバッテリーが充電できるなら、夜寝る前に充電を忘れていても朝起きて支度している間にほとんどフルパワーに戻せます。外出予定がある日でも朝起きてすぐ充電しておけば急速充電でかなりカバーできるので、出先は軽いモバイルバッテリーでもしのげそうです。

Amazonの商品ページでは155～175分でバッテリー100%と公称しているため、十分信用に足るデータといえるでしょう。

ちなみに充電アダプタには急速充電対応の「MOTTERU（モッテル）」を使っています。

日本メーカー製造の国産品だけあって非常に安定感があり、1ポート最大2.4Aの出力が可能なので、最大2.4Aの充電電流まで耐えられるAmazonベーシックのライトニングケーブルにもしっかり対応しています。急速充電目的ならセットでの使用がおすすめです。

充電90%以降にスピードが緩やかになるのはむしろ望ましい

ちなみに、データを見るとバッテリー90%あたりから急に充電スピードが遅くなっています。

しかしこれはAmazonベーシックのライトニングケーブルの問題ではなく、iPhone側の調整によるものです。そもそも、100%充電までのスピードが落ちていること自体はむしろスマホの寿命を延ばす意味では望ましい結果です。

実はスマホのバッテリーは100%まで充電しきらない方が良いと携帯電話各社が明言しています。

NTTドコモ（中略）残量20％程度を目安に充電されることをオススメします。また、常に満充電状態であることも好ましくありませんので、満充電となる手前（残量80～90％目安）で充電停止することも有効です。

「ながら充電」や「100％のまま充電」はNG？　スマホのバッテリー寿命を延ばす方法（1/2 ページ） – ITmedia Mobile

KDDI（中略）残量20％程度から充電開始し、80％程度にとどめることが理想的なご利用方法となります。

「ながら充電」や「100％のまま充電」はNG？　スマホのバッテリー寿命を延ばす方法（1/2 ページ） – ITmedia Mobile

ソフトバンク（中略）ある程度（20％）まで使ったら、満充電（100％）までいかない程度に充電することをオススメします。

「ながら充電」や「100％のまま充電」はNG？　スマホのバッテリー寿命を延ばす方法（1/2 ページ） – ITmedia Mobile

NTTドコモ、KDDI（au）、ソフトバンク、それぞれの意見をまとめると、

ということになります。

重要なのは100%（満充電）にしない、という部分ですね。

バッテリーの寿命を考えると80%～90%程度で留めた方が良いとされている以上、90%以降の充電スピードが落ちるのは決して不良とはいえません。

いかに急速充電といっても100%までの充電スピードではなく、80%～90%までの充電スピードで急速充電の質を判断すべきでしょう。そういった視点で見ると70分で90%（10%で充電開始から80%回復）まで充電は十分に合格点です。

耐久性も全く問題なし！4ヶ月使っても劣化見られず

さらにAmazonベーシックのライトニングケーブルは耐久性もお墨付きです。

私がAmazonで購入したのは2021年6月なので、記事執筆時点で約4ヶ月が経過しています。

しかし購入してからの4ヶ月間、毎日使い倒していますが特に劣化の兆候は見られません。商品説明の耐久性向上は嘘ではありませんね。

ライトニングとUSBの端部に保護層を追加、耐久性を向上させ、擦り切れを軽減。ケーブルは4,000回の95度曲げ強度テストを実施

Amazon.co.jp: Amazonベーシック ライトニングケーブル ナイロン編組 USB MFi認証済 iPhone充電ケーブル ダークグレー 0.9m 2本入 : パソコン・周辺機器

ケーブル部分、端子部分とも傷や破損、汚れなどもなく、いたって良好な状態です。

純正のライトニングケーブルはしばらく使っているとケーブル根元部分の外装が破けたり、端子部分が錆びたりと明らかに見た目でわかる劣化が起こります。耐久性はお世辞にも高いとはいえず、だからといって頻繁に買い替えるには高額なのが悩みの種でした。

実際比べてみると端子部分の劣化がよくわかります。画像は上がAmazonベーシック、下が純正のライトニングケーブルです。

特に乱暴に扱っていたわけではないのですが、純正ライトニングケーブルの方は端子部分が劣化してしまって差し込んでもiPhoneが認識されないことが増えてしまっていました。

ですがAmazonベーシックのライトニングケーブルは全くこういった症状は見られず、表も裏も購入当時の4ヶ月前とほとんど変わらないピカピカな状態です。端子部分に保護層を追加している効果が確実に表れています。

おまけにナイロン編組されたケーブル自体の耐久性もかなり高くて安心感があります。

画像を見てもらうとイメージが伝わるかと思いますが、ケーブルは取り回しの良い適度な柔軟性がありつつも素材としては固めです。

純正ライトニングケーブルはケーブルの厚み2.8mmくらいですが、Amazonベーシックは3.5mmあります。

細かく編み込まれたナイロンがケーブル表面をしっかりガードしてくれているので、少しハサミの刃が触れたくらいでは傷ひとつ付きません。日常生活で使う分には4,000回も95度に曲げることなんてないでしょうが、表面の保護も折り曲げへの耐性も非常に高いことが実感できます。

これまで純正でもAnkerなどサードパーティ勢でも、ライトニングケーブルを使うと上記のような劣化は数ヶ月で必ず発生していたので、ここまで良好な状態が持続しているのはAmazonベーシックが初めてです。ライトニングケーブルの耐久性に悩まされてきた方には本当におすすめです。

まとめ：非純正のAmazonベーシックの方が純正よりおすすめ

今回紹介したAmazonベーシックのナイロン製ライトニングケーブルは完全に純正の上位互換です。

価格・性能・耐久性のどれを取っても純正を上回るAmazonベーシックのライトニングケーブルがあれば、純正にこだわる必要はありません。純正ケーブルの価格の高さや耐久性の低さ、壊れやすさにうんざりしてきた方は、ぜひ一度お試しください。